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7日目 4月6日

快眠できた朝。
7:02 撤収完了。ムームーさんはまだ寝てる。
21番鶴林寺を目指す。
昨日は快眠できたのだが、変な夢を見た。氷の海に滑り落ちていく夢。死を悟った感じで海に沈んだ。生きることをのぞんでた。生への執着があった。起きた瞬間、大事な人にありがとうが言えてないとハッとする。今までの自分には考えられない感覚に戸惑いながら再度眠りについた。
歩き出してすぐに地元のご夫婦と少しだけ一緒に歩く。
旦那さんは先立。先立さんの後継っているのかな。俺もなりたいななんて思う。
大井小学校は休校だからキャンプ場とかにはできないんだって。40年休校扱いにしているそう。


歩きながら思ったことを羅列。
旅の途中でギアの買い替えができる店。下取りします。ULへ。そんな店やりたいなと思う。
ミポリン(道中のうどん屋)に貼ってあった言葉、四国で1番すきなんだよなー。
何日で回ったとか、何回回ったとか関係ない。自分の足でしっかり歩けたか、みたいなやつ。俺あの言葉1番好き。人と比べる必要ないんだよ、マジで
あとどのくらいとか、今このくらいとか、あの人はこのくらいとか、気にする必要なくて、うちの妻はそういうの気にしない。そういう考え方になりたいな。人によって課題や考え方はいろいろ。ゾーンに入るってこういうこと。考えてる時間に入ることが多い。
8:42
階段で苦手、木を踏むかふかふかを踏むかで変わるかな。


舟形丁石。ふむふむなるほど。



もういっちょ思ったこと羅列
登山道を見上げてまだあんなにって思うより、下見てこんなに登ったかと思う方が前向きなのかもしれない。
ひとりぶつぶつ言いながらとにかく歩く。
9:05太龍寺到着。



西の高野だって。確かに高野山感はあるのかも。(行ったことないけれど)
ちょっと進むと大師様が修行した舎心嶽(しゃしんだけ)あるとのこと。800m。遠い。
どうしよう。せっかくだし荷物を置いて行ってみるか。なかなかの絶壁感。


写真を撮り終え戻る。舎心嶽は遍路道沿いだった。
荷物置いてくる必要なかった。がっかりする。
さて、平等寺までのルートに迷う。脳共助で岩屋道について聞いてみる。
大丈です。とそっけないお返事。
10:26 平等寺を目指す。
太龍寺、滞留1時間半、1番見るとこあって楽しいし、ロープウェーだと2600だからね。
歩き始める。
足痛い。
まじで痛い。
どこが痛いって右足の裏。柔らかい遍路道を歩いていても痛い。お遍路甘くない。
12時37分
食料も無くなったし足が限界すぎて道の駅わじきで昼飯を食す。

生き返った気がするが足痛い。まだあと5キロ以上ある。この足で歩けるか?今思い出しても辛い。
体と心は繋がっていて、物理的には身体が悲鳴をあげるんだけど、声出してるのは心なんじゃなかろうか。そんなことを考えながら歩く。無心で歩ければいいのだが足が痛いとそうもいかない。
14:48 平等寺到着。
ほんと、なんとか到着。もう気持ちがポッキリ折れているのがわかる。


本当はこの先の小学校跡地まで歩く予定だった。
しかしもう一歩たりとも動きたくない。というか動けない。痛い。激痛。寺の前で呆然。
心もポッキリだ。
ひとり弱音を吐くことは珍しくないのだがあまり人に頼ることはしない。
それでも折れた心を少しでも治すために、妻に電話をしてしまった。
あんまりこんなことはない。
声を聞いたら不思議と頑張るかという気持ちになる。
もう少しだけあるく。
遍路小屋月夜着。
ここは野宿できるところではなさそうだが、ちょっともうマジ限界。今日はここで休ませてもらう。
初めてのベンチ泊。ちょっと限界。


